ジュニアNISAとは
ジュニアNISAは2016年1月から開始された「未成年者少額投資非課税制度」のことです。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
非課税投資枠は毎年80万円が上限です。非課税保有期間が最長5年間なのですが、2023年末以降に非課税期間が終了するものについては、20歳まで非課税で保有を継続可能のようです。
これは子育て世代にはありがたい話なのですが、ジュニアNISAの新規口座開設が2023年までとされ、2024年以降は新規購入ができなくなります。
ジュニアNISA活用の目的
大学進学のための資産形成を目的と考えています。
一般社団法人 全国銀行協会の情報によると、大学費用の目安は400万円とのことです。大きい金額なので、可能であれば早いうちに準備しておきたいと考えました。
参考:Q. 大学費用の準備、今からでも間に合いますか? | 教育費 | 一般社団法人 全国銀行協会
目標
ジュニアNISAの場合、目的が明確(大学費用)で投資可能期間、非課税投資枠の上限まで決まっているので、具体的に目標が立てやすいです。
ジュニアNISAの投資可能期間は2023年なので残り2年で終了します。非課税投資枠は毎年80万円が上限なので、今から始めると最大160万円となります。
160万円(運用するお金(元本))を利回り(年率)5%で15年間運用できれば、おおよそ2倍の330万円になります。運用益は約170万円なので、NISAでなければ約34万円(運用益の約20%)の税金がかかります。この34万円の節税を狙っています。
以下、160万円を年率5%で15年運用できた時のイメージです。
参考:マネーシミュレーター「みらい電卓」~運用編 – 野村證券
前提条件
ジュニアNISAなので、未成年の子どもがいることが前提となります。
15年程度の運用期間が必要なので、子供の年齢は0〜4歳程度である必要があります。
また、子どもが生まれてまもない時期で厳しいですが、今年80万、来年80万の合計160万の余裕資金を準備する必要があります。
NISAについては最近岸田総理もスピーチで話題にあげていて、「恒久化が必須」との認識を示していたり、プラスの内容が含まれそうな状況です。なので余裕資金がないところを無理してジュニアNISAに手を出す必要はないのかもしれません。
ただ、未成年枠の話は今回はまだ上がっていないと思います。
投資戦略
ここは最も重要なポイントなのですが、年率5%を達成できるかは誰にも分かりません。投資は自己責任でお願いします。
将来のことなのでどうなるかはわかりませんが、子育てを行う上で大学費用が最もお金のかかりそうなイベントなので、早い段階でクリアしておきたいと思い、余裕資金をかき集めて投資しようと考えました。ある程度リスクを取らないとお金は増えないことも事実です。
銘柄選択
銘柄選択についてはとても悩みました。
書籍、youtube、snsなどなど色々調べてみましたが、分かったことは未来の株価は誰にも分からないということでした。
大学進学のための資産形成ということを考えると大きくリスクは取れません。なので、まず個別銘柄は対象から外しました。
そこで魅力的に映ったのは手数料の安いインデックス投資でした。私の場合は利用時期が15年ほど先の話なので、インデックス投資は相性も良いと思いました。
ただ、インデックス投資だけでもとても種類があります。
人気どころを大きく分類すると、こんなところかと思います。
- 全世界株式
- 米国株式(全米株式インデックス、S &P500、高配当)
- 先進国株式
無難なのは「全世界株式」だとは思うのですが、少しだけ手数料が上がるイメージだったので外しました。「先進国株式」米国株式でも「高配当」は同様の理由で外しました。
最近はアメリカ経済の調子が悪いので、とても判断が難しいところですが、15年後を考えると、ロボット、AI、宇宙などまだ伸び代があり、アメリカに強みがあると考えたところも理由の一つです。
そして、全米国株式インデックスとS &P500を考え、少しリスクを取る(数を絞る)イメージで「S &P500」を選択しました。
さらにS &P500といっても色々あります。
私の場合はSBI証券なので、以下の2銘柄で迷いました。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
それほど気にする必要がないところかとは思うのですが、ここが一番悩みました。
悩んだ結果、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選ぶことにしました。
無理やり理由をつけるとすれば、純資産のが多く、少しだけ投資マイレージサービスのポイント付与率が高いためというところです。長期投資であれば気にしなくても良いレベルではあると思っています。
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